Microsoft Lyncのライセンスについての備忘録です。
Lyncを使用するためには下記のライセンスが必要です。
- サーバー ライセンス
- クライアント アクセスライセンス(CAL)
- Lyncクライアント ライセンス
以下、各ライセンスの概要を記載します。
※詳細は参考資料をご参照下さい
【サーバー ライセンス】
Lync フロントエンドサーバーの実行に必要なライセンスです。(フロントエンドサーバーの台数分必要です。)
下記のライセンスがあります。
・Standard
→ 冗長構成が不要な場合に利用します。
・Enterprise
→ 冗長構成を使用する際に必要です。
【クライアント アクセスライセンス(CAL)】
CALはサーバーのサービスにアクセスするための権利をユーザーに付与するライセンスです。
下記のCALがあります。(※必要に応じてデバイスCALまたはユーザーCALを選択できます)
※各CAL間の詳細な機能の違いについては、参考資料のP10.「3.4.4 CAL の新機能と強化機能」をご覧ください。
・Lync Server 2013 Standard CAL
→ 必須です。IM、プレゼンス、音声/ビデオ通話等の基本機能が使用できます。
・Lync Server 2013 Enterprise CAL
→ 3人以上でIMや通話(会議)を行う際に必要です。
・Lync Server 2013 Plus CAL
→ 外線(公衆網)と通話/会議する際に必要です。
◎CALの組み合わせ
Standard CALは必須のため、下記の4種類の組み合わせがあります。
- Standard
- Standard + Enterprise
- Standard + Plus
- Standard + Enterprise + Plus
【Lyncクライアント ライセンス】
Lyncクライアントアプリケーションのライセンスです。
IMや通話等の機能はLyncクライアントアプリケーションとLyncサーバーが連携して提供します。
使用するクライアントに応じて選択して下さい。
下記のクライアントがあります。
・Microsoft Lync 2013
→ Windows7/8用です。
Office Professional Plus 2013に含まれるため、Officeのライセンスが必要です。
→ Windows7/8用です。
上記「Microsoft Lync 2013」ライセンスの簡易版で、無料で取得できます。
外線を利用しない場合は、Basicで十分です。
・Lync Windows ストア アプリ
→ Windows 8用です。
Windows8のUIを利用した"素晴らしい"ユーザーエクスペリエンスが提供されるらしいです。
Windowsストアから入手できます。
・モバイル クライアント
→ Windows Phone、iOS、および Android 用のクライアントであり、其々のストアから入手できます。
・Lync for Mac 2011
→ Mac用のLyncクライアントです。